ボーナスを貰ってから辞める
ボーナス支給前に会社を辞めてしまったとしても、支給日には、ボーナスが問題なくもらえると思っている人がほとんどです。
この点を理解していない方は、会社を辞めてしまってから、ボーナスがもらえないことに気づくと言うことも多いのです。
では、このボーナスの定義は、どのようになっているのでしょうか?
労働法では、賃金について定められていますので、それに沿って支払われますが、ボーナスの場合は、法律ではなく、会社の就業規則によって違ってきます。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、就業規則というものは、本来、会社独自のものです。
その中で、ボーナスについて定めてあるので、会社によってボーナスが、どのように記述されているのか、それを確認しておかなければならないでしょう。
例えば、会社の就業規則に「賞与は、支給日に在籍していること」と記述されているのなら、辞めてしまった後は、当然ながら、ボーナスはもらえません。
ですから、ボーナスは賃金と違って、それぞれの会社が定めていることを、あらかじめ理解しておかなければいけませんね。
当たり前のことですが、賃金は労働法によって定められているので、条件や義務はどの会社も同じですが、賞与はまったく別物なのです。
そうなりますと、当然、ボーナス支給日前に退職してしまっては、本来、もらえるものがもらえないという、もったいない話ですから、ボーナスが出てから、会社を辞める、と言うタイミングが良いということになります。